遺品整理と不用品回収の違い
最終更新日:2021年1月11日
遺品整理と不用品回収の違いが知りたい方へ。
●遺品整理って何をしてくれるの?
●不用品回収って何をしてくれるの?
●遺品整理と不用品回収の違いは?
こんな事に興味をお持ちですか?
こちらのページでは『遺品整理と不用品回収の違い』の事について着目しながら、当社の過去の実績と経験に基づき、私の独自の理論と答えで解説していきます。
このお役立ち情報を書いている私は業界の経験約12年。
全国規模お片付けのオラフグループの経営者です。経験談と実績に基づき執筆していますので、少しはお役に立てる情報が書けるかと思います。
遺品整理と不用品回収の違い
まずは遺品整理と不用品回収の内容を整理してみましょう
遺品整理
故人の残した遺品を整理し、不明確な物を探し、必要であれば形見分けや供養も行う。同時に必要な物と不用な物の判断もおこない、片付けていく。
不用品回収
依頼者が不要と判断している物を回収・買取り・処分・リサイクルする。
言葉の通り、目的が違います。極論ですが、遺品整理と不用品回収の違いは4つしかありません。極めて類似している業種の為、どちらのサービスも対応している業者がほとんどです。ですが細かく深掘りしていくと、割と大事な項目で違いがあったりもします。特に遺品整理は近しい人の遺品を取り扱い、相続などの法的手続きも関わる可能性がある為重要な責任を請け負う仕事です。そのような観点で見て、遺品整理と不用品回収は以下の4つがサービス内容の違いと言えるでしょう。
遺品整理と不用品回収の違い
これらの部分で違いが出てきます。4つの違いについて以下で詳しく解説していきます。
貴重品の探索
遺品整理業者
指定された貴重品・必要と想定される貴重品を探索します。
不用品回収業者
指定された不用品を回収する為、探索作業は必要ありません。
遺品整理は、不用品回収の事前の段階で作業を行う事が多いです。
その段階で貴重品・通帳・ハンコ・現金・貴金属・重要書類・写真・アルバム・思い出の品など依頼者と話し合い必要と指定された物や判断出来る物を探索します。
必要な物が全部把握できていない場合には遺品整理業者、それらが間違いなく把握できている場合には不用品回収業者の利用で検討しましょう。
供養・お焚き上げ
遺品整理業者
合同供養・単独供養に対応している。片付け、分別作業を代行しながらそれらの可能性がある物を依頼者に確認していく。
不用品回収業者
対応していない。
供養・お焚き上げやデジタル遺品整理で違いが出てきます。不用品回収業者は通常のゴミ処分やリサイクルの対応なので、大事に扱うとゆうよりはスピード重視です。
遺品整理業者は、故人の思い入れが強い物や大切にしていた物を供養品として対応する事が多く、供養を無料でおこなっている所も存在します。
供養は自分で直接お寺でする事も可能です。自分の状況と照らし合わせて検討してみましょう。
分別・整理・形見分け
遺品整理業者
生活環境そのままの状態から分別・整理・形見分けも対応する。そのままの流れで処分まで対応している所が多い。
不用品回収業者
分別は不可。不用な物は分けておいて下さい、とゆう条件が多い。生ゴミや危険物など回収してくれない物も多い。
遺品整理に限らず、分別作業・片付け作業を必要とする場合には遺品整理業者の利用をお勧めします。
生前整理・断捨離でも同じ事です。不用品回収業者はそれらの作業を行っていない所が多く、仮に対応してくれたとしても内容は細かく確認せず一気にゴミ袋へ入れて回収していく流れです。
回収できない物は残していきます。分別作業からお願いしたいなら遺品整理業者、自分で分別できるなら不用品回収業者でいいでしょう。
オプションサービス
遺品整理業者
エアコン工事・照明工事・樹木伐採・草刈り・ハウスクリーニング・リフォーム・不動産相談など色々なオプションがある。
不用品回収業者
不用な物を引き取るだけ。オプションサービスは無い。引き取った後の掃除もしない会社も多い。
遺品整理業者は大掛かりな案件を対応している事が多い為、現地に作業人数の確保が容易です。
その状況を上手に活用して、様々なオプションサービスを売りにしている所が多く、別々に頼むよりは便利です。費用も抑えられるでしょう。
不用品回収業者は、指定された不用品を回収するだけです。回収した後の掃き掃除すらしてくれない所も多く、簡易的なスポット利用に最適と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
遺品整理と不用品回収の違いについて解説してみました。
お片付け、大変な時にこの記事を読んで参考にして頂ければと思い執筆いたしました。ご活用頂けますと幸いです。