【遺品整理の料金相場】費用の目安と安くするコツ


最終更新日:2022年02月13日


遺品整理には費用がいくらかかるか分からないから料金の相場が知りたい。費用の目安も知りたい方へ。


遺品整理の費用の目安が知りたい


料金の相場や見方を知りたい


何にいくらかかるのか知りたい


料金を安くする方法を知りたい


こんな事に興味をお持ちですか?


ここでは下記の内容を当社の実例と経験もまじえて丁寧に解説します。



 

このお役立ち情報を書いている私は遺品整理業界の経験約12年。


一応遺品整理会社の経営者です。経験談と実績に基づき執筆していますので、少しはお役に立てる情報が書けるかと思います。





遺品整理にかかる費用の相場


あなたの周辺で、遺品整理を頼んだ方がある方はいらっしゃいますか?


大半の方がいいえと答えるはずです。遺品整理とは人生で1〜2度しか経験しない、とても稀な出来事であり、その詳細はあまり知られていません。


遺品整理を業者へ委託しようと思っても、情報や経験者が少ない為、費用相場を知る人も少なく何処を頼ったらいいのか分からないとゆう方も多いでしょう。


そんな遺品整理の料金について、深掘りして解説していきます。



間取り別の遺品整理料金


ネットで見る間取り別の遺品整理の料金は、参考程度として見ておくのが無難です。


そもそも冷静に考えれば分かるはずですが、遺品整理の料金が間取りで決められる訳がありません。


理由は住居の環境と平米数、遺品の量が全く違うからです。


料金表でよく見るいくら¥〇〇〇〜みたいな料金表記が限界でしょう。そして皆さんは、いくら¥〇〇〇〜の最低料金が安いと、その業者は安い、と勘違いします。


正直言って、いくら¥〇〇〇〜、は安さと全く関係なくただの集客文句です。


その値段でやってくれる業者はいないと思って間違いないですし、あまりにも安い誇大広告的な表記をしている業者のほうが怪しいです。


肝心なのはいくら〜ではなくて、いくらまで、です。


それが見えると平均的な料金が見えやすくなります。参考程度ですが、例えば以下の料金表を見てみましょう。


\遺品整理の料金相場/

間取り

(目安)

作業時間

(目安)

料金

(相場)

1K

1時間

¥29,000〜¥87,000

1DK

2時間

¥54,000〜¥162,000

2DK

4時間

¥99,000〜¥297,000

3DK

6時間

¥148,000〜¥444,000

4DK

8時間

¥198,000〜¥594,000

5DK

1日

¥248,000〜¥744,000


何を隠そう、当社の料金表です。料金の上限が見えると、自分の家の状況からイメージしやすくなりますよね。


こちらは過去の実績から割り算して出した現実の料金相場です。物が多い、家が広い、ごみ屋敷、色々な状況によりこれだけの料金幅があります。


これらも踏まえて、間取り別の料金表は参考程度のレベルだと把握をして見るようにしてください。





トラック別の遺品整理の料金


トラックプランと呼ばれる車種ごとの料金相場は、全国平均で軽トラック¥15,000前後、1トントラック¥30,000前後、2トントラック¥70,000前後の料金が多いでしょう。


これらの料金は積める量に大きな違いがあります。上記の料金相場よりも格安なところは量が大して積み込めないと思ってください。


実はトラックの車種よりも肝心なのは、「積み込みできる量」なので、車種と料金の見た目に騙されないで、どれぐらい積み込めるのか立法体積に注意して見るようにしてください。


\トラックプランの落とし穴/

軽トラックパック(1.5立法) ¥14,800


軽トラックパック(0.8立法) ¥12,800


※同じ軽トラックプランでも積み込める量に倍近い差がある可能性も


調べてみればすぐにお分かりいただけますが、積み込める立法体積を表記している業者はほとんどいません。


目先の格安料金で惑わされず、積み込める量と料金の割り算でしっかりとした料金の把握をしましょう。





追加料金について


通常、追加料金がかかるとすれば、お見積もり時に伝え忘れていたことや、お見積もり以外に追加で仕事を頼んだ時ぐらいです。


悪徳な業者を除き、上記の把握で間違いありません。追加料金のことに関して不安があるのであれば、お見積書に「追加料金無し」の文言を追加してもらいましょう。


優良業者であれば、躊躇なく文言を付け足してくれると思います。ここの段階で悪徳業者を排除も期待出来ますので覚えておきましょう。


通常で追加料金がかかってしまったよくあるケースとしては以下のような時です。


\追加料金がかかるケース/

エアコン工事の追加依頼


照明撤去の追加依頼


給湯器の追加依頼


便座交換の追加依頼


物置工事の追加依頼


上記をチェックリストのようにしてお見積もり時に注意すれば、追加料金の大半は防げますので活用してください。



費用の見方と相場の確認


遺品整理の費用感覚、現実的に持ち合わせている方は少ないでしょう。


ここからは一般的にかかる費用の見方と種類、項目毎の料金相場について解説していきます。


これから知る事を覚えておけば、お見積もりの際にきっと役に立つと思いますので頑張って一緒に勉強していきましょう。




遺品整理の基本料金


間取り1Kいくら〜、のように表記されている金額が遺品整理の基本料金です。


基本料金に含まれているサービス内容は業者により違いが大きく、注意が必要です。


この記事を書いている2022年2月現在では、業者の主流として基本料金に全てが含まれている料金形態の業者がほとんどでしょう。


ではどんな項目ごとの料金が含まれているのか、以下で一例を紹介します。


\基本料金に含まれているもの/

●人件費
●処分費
●車両費
●運搬費
●諸経費


これら含まれていれば、基本料金だけで遺品整理は完了できます。お見積もりの際の参考にしてください。




人件費や運搬費


人件費や運搬費を別途設定している業者もいます。


料金相場を以下で知っておけば金額の照らし合わせができますので覚えておきましょう。


人件費を項目でしっかりと設定している業者さんの本音といえば、人件費が高いからです。


近年遺品整理も価格破壊が起きていますので、せめて人件費を別途で、とゆう業者は今後増えていくと思います。


運搬費に関しても同じ理由で、トラックの年に一度の車検、高額な保険料、燃料の高騰などが原因となり別途項目で設定する業者さんもいます。


そんなお見積もりの際に、業界で言う人件費や運搬費の料金相場を以下で見てみましょう。


\人件費や運搬費の相場/

人件費 1名 1日 ¥15,000程度
運搬費 2t 1回 ¥15,000程度


この辺りが基準の料金です。これより高い場合には遠慮なく値引き交渉をして大丈夫です。思い切って交渉しましょう。




オプションサービス


遺品整理にはオプションサービスがあります。


特殊清掃やエアコン、アンテナ、照明などの原状回復工事とも呼ばれ、それらは通常別料金です。


遺品整理の片付け作業とは異なる作業、例えば孤独死や自殺現場の特殊な清掃、最近ですとコロナウィルスの孤独死による消毒作業なども依頼が多いです。


その他、賃貸退去に必要なエアコン、照明、トイレ、給湯器、様々な工事が必要な場合、オプションサービスとなり別料金がかかります。


よくある代表的なオプションサービスの料金の一例を以下で紹介しますので参考にしてください。


\オプションサービス料金の一例/

●エアコン工事 1台 ¥8,000
●照明撤去工事 1台 ¥1,000
●便座交換工事 1台 ¥4,000
●給湯器の撤去 1台 ¥1,500


団地の遺品整理ですと、フルセットでご依頼いただくことも多いです。


ですが、遺品整理の規模が大きく料金が高額な場合には、込み込みでサービスしてくれる業者も多いので、覚えておいてください。




遺品整理の料金を安くするには


遺品整理の料金相場がある程度分かってきたら、安くする方法も知りたくなりますよね。


そんな方に向けて、ここからは業界歴20年、独立して12年、遺品整理業界の裏側も知り尽くした私の独断と偏見による「料金を安くする方法」について解説していきます。


せっかくここまで読んでくださったので、こちらも全力で公開していきますので最後までお付き合いください。




相見積もりをとる+アルファの一言


相見積もりを取るのは当然ですが、実は1番大事なのは相見積もりを取っていることを業者に伝える事です。


「相見積もりを取っています」と伝えた場合、業者はどう思うと思いますか?


答えは簡単、料金も安くしていいサービスにして何とか当社で決めてください、とゆう心理になります。


相見積もりを取る時間がない方でも「相見積もりを取る予定です」ぐらいは言っておきましょう。同じ効果が得られます。


\相見積もり宣言の効果/

●見積り費用が安くなる
●オプションサービスが無料になる
●基本料金が安くなる


今日まで数千件の遺品整理の見積もりにお伺いした私だからこそ自信を持って言えます。相見積もり宣言は効果的です。




自分で少し片づける


予算オーバーで費用を下げたい場合には、一部を自分で片づけて全体量を減らすことも効果的です。


遺品整理の料金で1番の原因となるのは「遺品の量」です。物量を減らす事が出来れば料金も減っていきます。


ですが、少しでもやってみた方は分かると思いますが、遺品整理は大変です。思ったようには進みません。


1日中片づけてこれしか減らないの?なんて事も多いと思います。


効果的に減らすには、以下のように区切りをつけて割り切ることで、スピードを出して片づけられるでしょう。


\効果的な遺品の減らし方/

●燃えるゴミだけ出す
●粗大ごみをとにかく減らす
●大きいもの以外自分で捨てる


どれか1つに割り切ってやり遂げるだけでも相当な金額の違いが表れるはずです。




値引き交渉


最後の手段は、直球勝負で値引き交渉をしましょう。


対応もよく、サービスが手厚く、信頼が出来そうな営業さんと出会えたらそれはとてもいいことです。値段だけで判断できない価値があります。


その業者のお見積金額が他社より高かった場合には、思い切って他社のお見積書を見せてしまいましょう。


相見積もりを取っていない方は、これなら払ってもいいとゆう金額を決めて値引き交渉をしましょう。


\値引き交渉のコツ/

●他社の見積もりを見せる
●金額を決めて交渉する
●下げてくれれば決めますと伝える


お客様には無い感覚ですが、値引き交渉されると、業者は喜びます。


一生懸命ご提案して信頼してくださったと喜びます。


なので、限界まで料金を頑張って信頼にお応えしようと努力します。このように、業者目線から見ると値引き交渉は嬉しい出来事だったりしますので、遠慮なく伝えてしまいましょう。



まとめ

 

いかがでしたでしょうか?


遺品整理の料金に悩まれる方はとても多く、答えを探すのも一苦労です。


お困りの方の少しでも参考になる事が出来れば幸いです。お時間を頂きありがとうございました。